
一方的な講義で板書された内容をノートに写すだけの講義は、生徒が受け身のため、理解も深まらず知識が定着しません。このような講義では考える力、判断力、コミュニケーション能力を伸ばすことが困難です。アクティブラーニングでは周りとのグループワークを通じて、学生からの積極的な講義への参加を促し、理解を深めることができます。その結果、自分の考えだけでなく、他の人の考えを聞いて自分の考えを柔軟に変えていくことで考える力、判断力、コミュニケーション能力を高めていくことが可能となります。アクティブラーニングは決して難しい教育手法ではありません。実は小学校や中学校でも導入されている学習手法なのです。少人数のグループで意見交換をするだけでも、聞いているだけの講義より理解が深まります。また、ICTによるアクティブラーニングも様々な教育の場に取り入れらています。例えば、学生に1人1台のタブレットPCを与えて、タブレット上で解答や考えを先生のPCに集約するという方法です。それらを電子黒板などで表示させ、学生同士ディスカッションやディベートに臨みます。
このように手法としては決して難しくないアクティブラーニングですが、導入する際に不可欠となるのが個々の「知識」です。小・中・高等学校での基礎学力をしっかりと身につけておくことが、よりレベルの高いアクティブラーニングを進める上で重要となります。
名古屋商科大学では学生1人1人がビジネスで活躍する人材へと成長していくため、小・中・高等学校で身につけた知識をもとにアクティブラーニングの教育手法で社会で必要な基礎力を育成します。グループワークで協調性やディスカッションをする習慣や企業の具体的な経営課題の解決に取り組む力が身につきます。