名古屋キャンパスでは、3年次向けにNigel Konrad Denscombe先生のBUSINESS NEGOTIATIONの授業が開講されました。英語で交渉を行うことをメインテーマとしたアクティブラーニングの授業です。ケースディスカッションを通じて、様々なテーマのもと交渉活動に行うことで、グローバル社会で活躍できる人材を育成します。
学生の英語レベルに個人差があるということもあり、Nigel先生はみんなが理解できるように優しく問いかけてくれながら授業を行なっていました。まずは、ビジネス交渉(BUSINESS NEGOTIATION)における基本的な概念を理解し、次のステップとして先生から与えられたテーマのもと交渉のシュミレーションを行いました。
そのテーマの一つを紹介します。
ある商品に対して、売り手と買い手に分かれ価格交渉を行います。ただ価格を決めればいいわけではなく、それぞれの立場において「売り手は〇〇円〜〇〇円の間で売ってください。」というような条件が与えられています。その条件のもと、価格交渉を英語で行いました。
その他のテーマとして、採用担当者と転職者であったり、買収される企業とする企業(M&A)や、中国政府とGoogleの対立といった難しい内容にも発展し進んでいきました。個人で行う交渉もありましたが、チーム別で行う交渉もありました。多くのテーマやグループでの討議を行うことで、交渉術の経験を積むことができました。そして、英語による交渉のコツも掴んでいくことができました。
授業では、完璧な文法や流暢な英語力を求められているわけではなく、英語を活用し交渉力を身につけることが目的とされていました。英語力の語彙力の差もあり苦戦している様子もありましたが、戦略的に交渉をしテーマに沿った目標に到達するための最善策を理解できた様子が見られました。
アクティブラーニングで学ぶ交渉術
7/22(日)オープンキャンパスを開催します
本日に続き、明日(7月22日・日曜)も日進/長久手キャンパスで夏のオープンキャンパスを開催します。
各学部の体験授業や入試の対策講座など、大学進学に向けた情報が盛りだくさんです。
当日は、大学行き無料送迎バスも運行します。
最寄りの駅からだけでなく、名古屋駅・豊橋駅・豊田市駅からも大学まで直行のバスを運行しますので是非ご活用ください。
みなさまのご参加をお待ちしております。
無料バスに乗ってオープンキャンパスに行こう!
名古屋駅 | 9:00発 |
豊橋駅 | 9:00発 |
名鉄豊田市駅 | 9:30発・10:30発・11:30発 |
藤が丘駅 | 9:30発・10:30発・11:30発 |
赤池駅 | 9:30発・10:30発・11:30発 |
バスは事前にご予約いただくと、日進/長久手キャンパスまで無料で行くことができます。
以下からWEB経由で申し込みをお願いします。
7月21日のオープンキャンパス速報
7月のオープンキャンパス開催レポート(7月21日・22日)
日進・長久手キャンパスにて、7月21日(土)・22日(日)の両日?に渡りオープンキャンパスを開催しました。
名古屋商科大学での学びや学生生活を身近に感じていただけるよう、多くの在学生が案内役としてみなさまをお迎えいたしました。天候にも恵まれ、緑あふれる日進 /長久手キャンパスで一足早いキャンパスライフを体験していただきました。
名古屋商科大学の特色説明 〜学部の特徴やオープンキャンパスの楽しみ方を紹介〜
オープンキャンパスでは、入手広報担当の女性スタッフによる名古屋商科大学の特色説明やオープンキャンパスの楽しみ方に関する説明に加え、各学部の教員による学部紹介を行いました。
体験授業 〜名古屋商科大学のアクティブラーニング授業を体験〜
名古屋商科大学での授業を楽しく学んでいただけるよう、人気教員によるアクティブラーニング形式の体験授業を実施いたしました。
商学部の体験授業では、実際に経営者の立場からUSJのマーケティングについてケースメソッドで学ぶ授業が行われました。また、国際学部の体験授業では、スタジオキットを利用してニュース番組の制作を通じた英語学習の演習が行われました。
体験授業のタイトル
7月21日(土)
・経済学部 吉井 哲先生『メリークリスマス!は禁止すべきか?伝統か配慮か?』
・経営学部 北原 康富先生『コンピュータに絶対マネされないチカラってどんなチカラ?』
・商学部 太宰 北斗先生『メニューの裏側:あなたが“カモ”にされない方法をケースで考えよう!』
・国際学部 Anthony Townley先生『Getting to know you in English(英語で自分を知ろう)』
7月22日(日)
・経済学部 潘 聡先生『iPhone plusの値付け問題と「囚人のジレンマ」』
・経営学部 韓 尚憲『意思決定のパラドックス』
・商学部 小野 裕二『USJの入場料、あなたがマーケティング担当者ならどうする?』
・国際学部 Matthew Love『Hey! What`s The Weather Like Out There?ねぇ!天気はどう?』
個別相談コーナー 〜皆様の疑問に学生や職員が答えます〜
みなさまの疑問に個別に対応できるよう、個別相談コーナーを設置しました。
個別相談では、入学試験、入学後の学び、学生生活、留学・海外体験や就職活動などについて個別のブースを設けて相談に応じています。
ランチタイム 〜SORA CAFEでのランチ〜
学生に大人気の学食 SORA CAFEで無料ランチを提供。交換留学生や在学生とともにランチを楽しんでいただきました。
キャンパスクルーズ・クラブ見学ツアー、SNS企画
〜キャンパスやクラブを見学、NUCBで記念撮影をしよう〜
名古屋商科大学の日進/長久手キャンパス内を巡るツアーや、クラブ・寮見学を実施しました。4年間を過ごすこととなるキャンパスや各クラブを在学生が案内しました。
また、在学生や友達と記念撮影コーナーなどで写真撮影して、SNSに写真をUPしていただいた方には記念品をプレゼントしました。
ご来場ありがとうございました。
次回のオープンキャンパスは、8月26日(日)です。
今回、参加できなかった方はぜひ次の機会にご参加ください。
8/26(日)オープンキャンパスの受付を開始しました!
8/26(日)に日進/長久手キャンパスでオープンキャンパスを開催します。
各学部の体験授業や入試の対策講座など、大学進学に向けた情報が盛りだくさんです。
当日は、大学行き無料送迎バスも運行します。
最寄りの駅からだけでなく、名古屋駅・豊橋駅・豊田市駅からも大学まで直行のバスを運行しますので是非ご活用ください。
みなさまのご参加をお待ちしております。
無料バスに乗ってオープンキャンパスに行こう!
名古屋駅 | 9:00発 |
豊橋駅 | 9:00発 |
名鉄豊田市駅 | 9:30発・10:30発・11:30発 |
藤が丘駅 | 9:30発・10:30発・11:30発 |
赤池駅 | 9:30発・10:30発・11:30発 |
バスは事前にご予約いただくと、日進/長久手キャンパスまで無料で行くことができます。
以下からWEB経由で申し込みをお願いします。
《授業レポート》趙 貴花先生の「INTERMEDIATE CHINESE」
ニーズが高まる中国語
グローバリゼーションが進展するにつれて、語学力は私たちにとっていっそう重要なものとなっています。語学といっても英語だけではありません。近年、日本のみならず世界中で中国語が重要な位置を占めるようになり、ビジネス以外の場面でも活躍する場面が多くなっています。趙貴花先生の「INTERMEDIATE CHINESE(中級中国語)」では、身近な例文を元に中国語の語彙を学習し、テーマに沿った発話の練習をすることにより、会話能力の向上を目指します。
多様な中国文化を「体験」する
趙先生の「INTERMEDIATE CHINESE」は、中国語能力だけではなく中国の多様な文化に触れること、またそれを通して中国の魅力を体感することが大きな目的となっています。そのため授業の中では、実際に中国茶やお菓子を楽しんだり、中国の音楽を聴いたり、少数民族の衣装などを見たり、様々な文化体験を通して中国に対する興味を深めます。
中国語の3つの「できる」-用法のニュアンスの理解-
今回の授業の文法パートでは、「できる」を表す3つの表現を学びました。日本語で「できる」といっても「能力」「許可」「状況」など様々な用法があります。中国語ではこれらの「できる」を表す言葉がそれぞれ異なります。この授業ではこれらのニュアンスの違いをよく理解するために、日常会話やビジネスの場面で使える例文が用いられました。学生は例文を先生に続いて読んだり、ペアになって読んだりすることで発音の練習をするとともにそれぞれの用法の違いを理解していきます。その後、先生からの質問にも答えますが、わからない単語や難しい発音があるときは先生から丁寧なアドバイスやサポートがありました。学生は積極的に発話を行うことで中国語を上達させていきます。
経営学部・就職内定|株式会社フジタ
大手総合建設会社である株式会社フジタに内定をいただいた経営学部経営学科の佐久間雛子さん。就職活動は総じて楽しんで活動でき、その過程で学外に友達もできたそうです。就職活動を始めたのは3年生の夏、インターンシップに参加したところからです。希望する建設会社だけでなく、商社、メーカーなどにも足を運び色々な業界を見てきました。インターンシップでは営業疑似体験などイメージが沸きやすい内容もあれば、座談会、座学など一見すると直接体験できず不満が残りそうな内容でも「楽しかった」と嬉しそうに語ってくれました。きっと前向きで明るい人柄が第一志望の内定に結びついたことでしょう。一方で、3月1日の0時になった瞬間に正式に各企業が新卒採用を解禁したときは、インターネット回線が重くなってしまったのか、なかなかパソコンが動かず、何時間も粘ってようやくエントリーを数十社したという根性も持ち合わせている佐久間さん。インターンシップを始めてから内定にいたるまでの軌跡についてお聞きしました。
就職活動期間は淡々と過ぎて行った
就職活動が大変だったのかはわかりません。とにかく日々淡々とやるべきことをこなしていました。名商大のキャリガイダンスで習った通りに3年生の夏にインターンシップを経験し、3月1日の就職活動解禁になった瞬間にエントリーしました。夜中の0時に解禁になったのですが、どの学生も一斉にエントリーしたためかなかなかパソコンが動かず、2時間後にようやく希望の企業のエントリーボタンが押せるようになりました。このように一斉に全国の学生が動くことからどれも時間との戦いだったと思いますが、時間に追われているという気持ちもなく、必要なことを必要な時期にしたというだけのことだと思います。エントリーシートの締切が迫っているときと苦手なSPIの対策をしているときは少し大変だと感じました。それでもSPIの対策はなんとかしなければと対策本を2冊勉強しました。
名商大の就職サポートはフルに活用!
キャリアサポートセンターが開いているガイダンスに出席するのはもちろんのこと、任意のイベントにも積極的に参加しました。例えば、毎年冬に行われている名商大恒例の3年生向けの就職研修会に参加し、ひたすら面接の練習をしました。そこでは個人面接、集団面接、グループディスカッションなど何種類もの練習を行うため、本番は落ち着いて挑むことができました。グループディスカッションだとたいていリーダーや書記、タイムキーパーを決めて動くのですが、一社全く役割を決めずに進んだグループディスカッションがありました。異例だと思いますがそんなときも落ち着いて対応ができました。また、快縁隊のみなさんが実施してくださる就職サポートも受け、志望する企業にあった面接対策をしてくださいました。快縁隊の中には採用担当者の教育をする業務に就かれている方もいるので採用担当者の側の気持ちを理解されているということもあり具体的な対策をとることができました。そして、内定をいただいたのが入社を決めた株式会社フジタです。
海外インターンシップCAPIに参加したことで意識が変わった
名商大にはCAPIという海外インターンシッププログラムがあり、私も参加しました。ASEAN諸国やインドの地域にある日系企業の中から一社を選び、数日間から数週間に渡って就業体験をさせてもらうというものです。名商大に入学したきっかけはこうした海外経験ができるということからです。CAPIに参加したことで、社会人になる上でもっとしっかりしなくてはという意識を持つことができました。もちろん、就職活動ではこのCAPIの話を幾度となくさせていただき、それも内定をもらえた理由かもしれません。
将来は海外の事業に携わりたいし、広報も担当したい
建設会社を選んだ理由に「唯一無二の物を作れる」ということがあります。特に株式会社フジタは商業施設や公的な建物などもしかしたら百年単位で残るような建築物を建てています。多くの人が訪れる、誰もが知っている建物に携わることができることを誇らしく思います。最初から建設業に興味があったわけではなく業界研究を行う上で自分の興味に気づけ、運命の一社を見つけました。将来は広報を担当し、この企業のみならず、建設業界の魅力をみなさんに伝えて行けたらと考えています。またCAPIを経験したことから海外の事業にも携わってみたいですね。
併せて「就職に強い大学、名古屋商科大学」もご覧ください。
商学部・資格合格|税理士コース所属
青森県の商業高校出身の三浦花音さんは高校時代に日商簿記2級、全商簿記1級を始め、経理、会計に関する資格を複数取得しています。名商大に入学することを決めたのは会計ファナンス学科があることでした。そして税理士コースには入学してすぐの頃に担当の先生から声をかけてもらったことがきっかけになったそうです。資格の試験が近づくと最後の1,2週間は寝食を忘れて勉強に没頭してしまうという三浦さん。税理士コースに所属しながら過ごす大学生活がどのようなものか、また今後の目標についてお聞きしました。
税理士コースとは何ですか?
税理士の資格取得を目指す人達のための講座です。税理士、公認会計士、コンサルタントなど税理士の資格が必要だったり、その資格を持っていると仕事がしやすいなどの理由でみなさん資格取得を目指して日々取り組んでいます。日商簿記2級を取得していることが講座に入る条件になっています。講座は在学2年目以降から簿記論、財務諸表論の科目対策が始まりますが、1年生の頃から在学していた私は全経簿記上級、日商簿記1級を目指す勉強をすることになりました。
勉強し過ぎて友達に心配されることも?!
まずは全経簿記上級の試験に合格しようと講座に欠かさず通うこと、自学自習を毎日行うことを徹底しました。それでもやはり上級はとても難しく、勉強すればするほど知らないことがどんどん出て来てしまいます。試験前の1,2週間は1日に20時間近く勉強していました。自分の部屋にいるとどうしても甘えが出てしまうので近くのカフェを1日に何店舗も渡り歩きました。高校時代に日商簿記2級を取得するためにものすごく勉強したことがあり、それが人生最大に勉強した時期だと思っていたのですが、それを上回るくらい勉強しました。久しぶりに会う友達には目の下のクマを指摘されてしまうほどでした。それでも昨年の夏と冬に2回受けて不合格になってしまいました。来年2月に再度受験するつもりです。
金融業界で働きたいという夢もある
税理士コースに所属していますが、実は銀行に勤めて中小企業の経営者の方に融資をする業務につきたいという夢も持っています。父が中小企業を営んでいるのでそのように考えるようになりました。そのためには簿記の資格だけでなくFPの資格も取得したいと考えています。今税理士コースに所属していることで多くの時間を費やしているため、両立については相当頭を絞って進めていかないと困難を極めると思います。それでも、自分が持っている知識を父や父のような経営者の方に役立てたいという気持ちはこの先変わらないと思います。
税理士コースはハードでも、所属することで道が拓(ひら)けた
税理士コースに所属し続けることは簡単なことではありません。志の高い学生の集まりということもあり、先生方はとても気合いを入れて指導されています。私の場合入ったきっかけが先生に声をかけていただいたという、気軽なものだったので入った当初は気後れしてしまうこともありました。講座の座席がテストの点数で決まっていたり、小テストが小テストと言えないくらいのボリュームがあったりと、戸惑うことも多く、本当にやっていけるのかと不安になったくらいです。しかし今ではまず当初定めていた目標である全経簿記上級に合格することに注力し、周囲と自分を比較しないように努めました。周囲の学生と自分を比較して自分を奮い立たせる方法、自分の成長に目を向けてコツコツ進めていく方法など、やる気になるためには様々なアプローチがあります。その中から自分に合った方法をとればいいのだとわかった今、気持ちが楽になりました。
この夏は税理士事務所でインターンシップがしたい
現在2年生ですが一足早く、この夏インターシップをすることにしました。インターンシップ先は税理士事務所です。興味があるというのはもちろんですが、理想と現実の違いを早い段階から見極めたいという想いからです。憧れている業界はどうしても美化して見えがちです。早い段階からそれを修正して本当に目指して良いものか、目指すためには何が足りないかを働きながら勉強させていただきたいと考えています。来年には金融業界のインターンシップに申込むつもりです。
税理士コースを目指す皆様へ
税理士コースは申し上げた通り、税理士資格を取得するために集まった志の高い学生の集合体です。先生方も若き税理士を輩出しようと懸命にご指導にあたっています。質の高い知識や情報が得られる他、勉強することが当たり前の環境にいられるということだけでも所属している意味があると思います。また、名商大では税理士コースに所属する学生に対する返還不要の奨学金があり、例えば日商簿記1級、税理士試験の受験費用を支給してもらえる他、一定の条件を満たすと学校の授業料が減額されます。税理士を目指す上で十分な環境が整っているので、税理士を目指す方はぜひ、まずはコースへの所属を目指していただきたいと思います。
アサーティブゼミ生がリクルートキャリアに向けて事業提案をしました
アサーティブゼミでは、早期より就職活動に向けて業界研究をすると同時に、ビジネスコンテストに挑戦したり、実際の企業などの外部向けに事業提案を行います。これまで授業で学修してきた内容や、アクティブラーニングで培った力がどれくらいついているか、実力を試す機会にもなります。今回は、アサーティブゼミ生が株式会社リクルートに「リクルートキャリアの新規事業を提案」というテーマのもと準備をし発表しました。前回、株式会社アルペンに自分たちのアイディアをプレゼンテーションしているので、2回目の挑戦です。
6月から1ヶ月半かけて彼らは準備をしてきました。その間にゼミは4回行われ、アイデア立案・企業研究・プレゼン準備などをゼミ以外の時間も使って行いました。
緊張のプレゼンテーション
今回のプレゼンテーションは3グループに分かれて行われました。
それぞれのグループから、現代社会のニーズも踏まえた以下3つの新規事業を提案しました。
- 早期就職活動?と人材育成の提案
- シニアのインターンの提案(再就職斡旋)
- 常駐型コンサルによる働く場の風土改革
リクナビ副編集長の江崎さんよりフィードバックとして、
「どのグループもターゲットを明確にしておりとても良いです。着眼点も良く、今の日本の人材へのアプローチも良い。」
「ただ、それをどんな風にビジネスにしていくか、つまりどう儲けるかが弱い。」
「相手の立場になって考える(消費者、企業)時間が足りなかったのでは。」
「経費ではなく売り上げをどのようにして作るかをもっと意識して作って欲しい。」
というように、厳しくも暖かいご意見をいただきました。
社会課題を見つける目は良かったが、これをビジネスとするにはまだ努力が足りないことを実感できたようです。
ゼミ生からは
「企業からのフィードバックがもらえて、良いところ・悪いところがはっきり分かった。自分の課題点が見えた。」
「良いアイディアだと思い提案したが、社会におけるニーズにマッチしていない点もあったとプレゼンして分かった。」
「この経験を2年次で出来たことがとても良かった。」
など、学生時代に実際のビジネスの現場で通用するビジネスモデル提案を体験できた様子でした。この経験を活かして、今後の授業だけでなく次のステップであるビジネスモデルコンペディションへの参加や、就職活動などに向けて頑張って欲しいです。
Shanghai Jiao Tong University visit to NUCB
On the 24th of July, Nagoya University of Commerce and Business welcomed Mrs. Tang Ningyu, Associate Dean; Mr. Zheng Xingshan, Academic Director of Undergraduate Programs and Mrs. Shi Miao, International Programs Manager, from Antai College of Economics and Management, Shanghai Jiao Tong University, China.
After visiting our Graduate School of Management, the guests met with our president and with the staff of the international affairs at the Nisshin campus. There were discussions about our current developments in order to strengthen our partnership.
アクティブラーニングで学ぶ経営戦略
名古屋キャンパスで芳賀 裕子 先生が担当する経営戦略のアクティブラーニングの授業が開講されました。
様々な環境変化の中で企業は戦略的意思決定を続けなくてはなりません。その企業の立場をケースディスカッションを通し知ることで、自らの考えを再考することの重要性を理解しました。
企業が戦略的意思決定を続けなくてはならないことに企業規模は関係ありません。ケースを通じてアクティブラーニングで企業の経営戦略を学ぶことで、経営者の意思決定を疑似的に体験することができます。
競争が厳しい環境下で、企業はどのように持続的に成長したらよいか。そのためにはどのような戦略が必要か。これらを考えるために必要な視点、分析方法を授業の中で学んでいきました。
企業の規模に関らずケースを通じて疑似体験をする
企業の内部環境、外部環境を分析した上で、様々な経営上の意思決定を行うスキルを身につけました。理論的に考える力、理論的に説明する力を下記のケースを通じて学びました。
- ヤマト運輸株式会社 ドライバーが足りない!
- ヤマト運輸 vs. アマゾン株式会社
- 江戸切子の店 華硝
- 仕掛けて創る新市場「株式会社ルネサンス」
- 日本での失敗と再参入の成功
- サムスンと韓国のテーマパーク産業
- アサヒビールの飲料事業
- イケア: 日本での失敗と再参入の成功
- サムスンと韓国のテーマパーク産業
- アサヒビールの飲料事業
- 中国企業による地方企業のM&A ―富山県製薬企業の事例―
このケース以外にも最新の事例を取り上げ、外部環境の変化を理解し、内部環境を理解した上で戦略を策定することや、 事業拡大、中小企業の海外進出戦略、中小家族経営企業の事業継承と事業拡大についての課題を検証し、経営判断を疑似体験しました。
企業規模の大小だけでなく、業種も多種多様に取り扱いました。例えばスポーツジムのケースでは、サービス業が提供する価値について、経営者の立場で外部環境の変化を把握した上で、新たな戦略をどのように構築すればよいかを考えました。
また、学生からはイケアのケースが印象的との感想がありました。一度日本に進出したが失敗し、再度日本進出をし成功した企業として、海外展開を行う際の市場分析の重要性を理解したようです。知っている企業の企業戦略をケースを通じて知ることで、「これからも日々のニュースを意識して見ていきたい」「経営戦略のフレームを勉強できたことは、他の授業でも活用できそう」「M&Aについて知らなかったがこの授業を受けて理解できた」と、楽しく経営戦略を学べた様子が聞けました。
《授業レポート》Goi Hoe Chin先生の「INTRODUCTION TO ENTREPRENEURSHIP」
企業家・起業家に必要な「知識」と「実践」を身につける
近年、Entrepreneurship(アントレプレナーシップ=企業家・起業家の精神と行動)はイノベーションや雇用、社会への経済的影響を創出する上で、非常に重要な役割を担っています。しかしながら、新規事業やベンチャーを立ち上げるために必要とされる能力と基礎知識に対する学生の理解と実践経験は必ずしも豊富とは言えません。
そこで、本科目において学生はビジネスの機会の捉え方やネットワーク、ビジネスシミュレーションやクラウドファンディングなどについて学ぶことで企業家・起業家に必要な知識を得るとともに、実際にビジネスプレゼンテーションを行うことでその実践力も養います。
現代の企業家・起業家にとっては英語力も重要な能力であるため、重要なキーワードやトピックについては日本語と英語の両方で授業が行わることも本科目の大きな特徴です。
「企業家・起業家」としてプレゼンテーション
13回目の授業となる今回は学生の最終プレゼンテーションが行われました。学生はこれまでの授業で得た知識や中間プレゼンテーションで得られた経験を元に、ビジネスプランを発表しました。
プレゼンテーションを行う学生は「企業家・起業家」として参加するため、多くの学生は正装をして臨みました。発表は、できれば英語でチャレンジすることが望まれましたが、強制ではありません。なぜなら使う言語の判断さえも「企業家・起業家」である学生に委ねられるからです。このように起業に関するあらゆる判断は学生が主体的に行います。発表前にはGoi先生から「これまでで得られた能力をすべて発揮しよう!」と励ましの言葉がありました。
発表されたビジネスプランは「楽しく気軽に行える異文化交流」や「ラップ音楽のイメージアップ戦略」、「短時間筋トレ」など多岐に渡りました。身近な体験や考えからはもちろん、「優しさ」や「元気」などのキーワードからビジネスプランを創出した人もいました。
最終プレゼンテーションということもあり最初は緊張した様子でしたが、自分たちが学んできたことに対する自信があるためか、企業家・起業家として堂々と発表が行えていました。
各発表の後には質疑応答が実施され、それぞれのアイデアに対する長所や発展性、問題点はもちろんのこと、発表者同士のコラボレーションの可能性も指摘されるなど、今後のビジョンにもつながる有意義なものとなりました。
《授業レポート》山岡隆志先生の「デジタル マーケティング」
IDOM杯デジタルマーケティング戦略発表大会が開催されました!
山岡隆志教授の「デジタルマーケティング」の授業で、IDOM杯が開催されました。IDOM杯とは、「IDOM社のデジタルマーケティング戦略を立案せよ」という課題にチームで取り組み、同社でマーケティングをリードする中澤伸也氏へ発表をするものです。
事前に、生徒はIDOMのデジタルマーケティングの実情を事前学習します。その知識を活用して、デザイン思考を取り入れたワークショップを経験し、チームに分かれ、ステップを踏んでデジタルマーケティング戦略を立案していきました。
そしてプレゼンテーションでは、緊張した面持ちで懸命に理解してもらおうとする姿勢がうかがい知れました。
審査は学生にもやってもらいましたが、中澤氏の結果とは全く異なる結果となりました。
プロのマーケターとの評価ポイントの違いが学びの場となります。これが、実践型授業の特徴です。
それでは、全11チームの中からの「優勝チームは・・・」
大学生向けのデジタルマーケティング施策を統合的に提案した内容が評価されました。
実務の厳しさ
準優勝チームが該当なしという厳しい結果を中澤氏からいただきました。
こちらも学内だけの授業では該当チームを選定するでしょうが、最前線で活躍するプロのマーケターによる審査では、そのような甘えは許されません。実務の厳しさを体感できた一日ともなりました。
株式会社IDOM マーケティングチーム セクションリーダー
中澤伸也氏
<プロフィール>
家電量販店ソフマップに入社後店舗フロア長やバイヤーとして現場経験を積む。2000年にECリニューアルプロジェクトに参画し、「日経EC大賞グランプリ」を獲得。データマイニング、経営管理に従事した後、2006年にゴルフダイジェスト・オンラインに入社。マーケティング部の責任者としてマーケティング全体を統括。2013年9月、エクスぺリアンジャパンに入社しCMO(最高マーケティング責任者)としてBtoBビジネスの経験を経て、現在、IDOM(旧:ガリバーインターナショナル)にてマーケティングチームを率いる。
『留学 × キャリア』なりたい自分になる
留学で何が得られる?
海外留学というと語学というイメージがありますが、海外経験で身に付けられるのは語学力だけではありません。むしろ、チャレンジ精神やコミュニケーション能力、教養が身に付いたと感じる学生が多くいます。異国の地で様々な場面で意思決定したり、価値観の違う様々な人とのコミュニケーションを経験することで普段の生活では得ることが難しい力を身につけることができます。このチャレンジ精神やコミュニケーション能力というのは企業が採用の際に最も学生に求める力であり、海外経験はその力を身に付けるのにとても有効です。
下のグラフは、2017年度の新卒採用にアンケートで、経団連企業会員533社の回答を元に作られた
「選考時に重視する要素」の上位5項目の推移です。
1位が82.0%でコミュニケーション能力
2位が60.7%で主体性
3位が51.7%でチャレンジ精神でした。
海外留学で就活がスムーズに!?
下記グラフは2017年度に本学の海外プログラムに参加した学生へのアンケートです。名古屋商科大学では毎年200名以上の学生が海外プログラムに参加しており、海外留学を通してどのような力が身に付いたのかを質問したところ、一番多く回答があったのはチャレンジ精神でした。その次にコミュニケーション能力で、経団連の「選考時に重視する要素」1位と3位に当てはまります。その他にも広い視野で物事を捉える力やリーダーシップなどについても今後社会に出た時に必要な力だと言えます。以上のことから、海外プログラムへの参加は自己のキャリア形成に大きく影響していることがわかります。
AO入試対策が聞ける!8月進学相談会のご案内《名古屋》
名古屋キャンパスにて8月に開催する進学相談会のご案内です。
本学について知りたい方も受験を検討いただいている方もすべての方にお気軽にご参加いただけます。
名古屋と日進/長久手の両キャンパスを対象とし、アクティブラーニング体験授業や入試対策の話をお聞きいただけます。合わせて個別相談やキャンパス見学も実施いたします。
受験希望の方、特に都心型コース希望の方には特色をよく理解した上で受験・入学をしていただくために相談会の参加をおすすめしております。
8月開催の進学相談会 in 名古屋
日にち:8/4(土)
時間 :10:30〜12:30(受付10:10〜)
場所 :名古屋キャンパス伏見ビル
9月開催の進学相談会 in 名古屋
日にち:9/1(土)
時間 :10:30〜12:30(受付10:10〜)
場所 :名古屋キャンパス伏見ビル
※ご参加いただくには事前にご予約が必要です
進学相談会にご参加いただくと・・・
アクティブラーニング体験授業
都市型コースで授業を担当してる教員による授業を体験いただけます。先生が担当する分野に沿った内容です。参加者が中心となって進むアクティブラーニング の授業を体験するので、入学後の授業イメージを持っていただきやすくなります。
入試対策
入試概要説明において、入試日程や試験内容のほかに、AO入試で課されるグループディスカッションの対策をお聞きいただけます。
都心型コースとは?
都心型コースは、学生が能動的に授業に参加するアクティブラーニングによって、ビジネスを体系的に学ぶコースです。実際の企業で起こった事例(ケース)を使って、実際にビジネスの現場で起きている課題について、各自が予習をします。その知識をもとにグループセッションやクラスディスカッションを通じてビジネスの経営課題解決していきます。学生間でのディスカッションを通じて、一人では思いつかなかった視点や考え方に気づくことのできる有意義な学習です。
ご都合が合わない方は
平日の学校後など、名古屋キャンパス伏見ビルにて個別相談も受け付けております。お気軽にお申し付けください。
当日はスタッフによる個別相談も承りますので、学生生活や奨学金など気になる点は何でもご相談ください。みなさまのお越しを心よりお待ちしております。
『留学 × キャリア』大学時代に一度は海外へ
《授業レポート》伊藤 博先生の「国際ボランティア論」
「国際ボランティア」とグローバル人材の育成
本学には、海外で世界各国から集まった若者と生活をともにしながら、環境保護、遺跡修復、社会福祉等、現地地域の為のボランティア活動に参加する「国際ボランティアプロジェクト」があります。この科目では本学「国際ボランティアプロジェクト」への参加を希望する学生をはじめとする全受講生を対象に、海外でボランティアをする際に参考となる知識の習得およびその応用を目指し、海外で有意義な活動を行えるグローバル人材を育成します。コースの前半はボランティアの定義や種類の説明および文献研究を行い、知識の習得に重点をおきますが、後半はある国において実際にボランティアを行うことを前提にプラニングやケーススタディを行います。
「フィリピンはどのような国?」
今回の授業は学生のプレゼンテーションから始まりました。テーマは「フィリピンはどのような国?」です。発表者はフィリピン出身の学生で、地理や歴史、伝統や文化、特色などフィリピンの様々な魅力を紹介しました。発表後には学生から発表者に質問がありました。質問は「フィリピンの美味しい食べ物は?」や「将来住むとしたら日本とフィリピンどちらがいい?」、「観光に行くとどのくらいお金がかかる?」など身近なものが多かったです。自分の興味が有る事柄に関する質問を通して学生は異文化理解を身近なものにしていきます。また、学生は発表者に対する評価シートを記入することで、ライティングコミュニケーションとクリティカルシンキングの能力を向上させていきます。
国際ボランティアをするとしたら?
学生のプレゼンテーションの後はグループワークでディスカッションをしました。今回のディスカッションは「海外で国際ボランティアをするとしたら。」というものでした。学生はそれぞれ自分が国際ボランティアを行いたい国を想定し、どのような活動が行えるか、その国でのボランティアにあたりどのような準備を行う必要があるか、実際の国際ボランティアで注意すべき点は何か、などについて話し合いました。学生は各グループ内で積極的に議論をすることによりオーラルコミュニケーション(言葉によるコミュニケーション)能力を高めていきます。グループワークの間、先生は教室内の各グループに議論のヒントとなる話題を提供しながら教室をまわっていました。学生自身が発言をする機会が非常に多く、終始学生の「積極性」が感じられる授業でした。
アクティブラーニングで学ぶ経済政策
名古屋キャンパスで田村 正興先生が担当する経済政策のアクティブラーニングの授業が開講されました。
経済政策には、公共事業など政府がお金を使うもの、企業に対して労働者の時給をこれ以下にしてはいけないというような規則を設定するもの、エコカー補助金など補助金 / 税金を掛けるものや、富める人から貧しい人にお金を移すものなどさまざまなものがあります。
これらの意義や効果について考えると、経済政策を理解することができるだけではなく、人々は自分に利益・不利益があることについてどのように反応するのか、どういうルールを設定すれば人々は「良い」行動を取るようになるのかという、社会生活やビジネスにも役に立つ知見が得られます。
授業では道頓堀川の飛び込み問題、学生による最低賃金引き上げデモ、オバマケアなど、毎回特定の具体的なトピックを取り上げて議論を行いました。基本的に受講生による議論で授業が進行されますが、ランダムに割り振ったグループで「経済統計クイズ」や「相関と因果クイズ」など各種に参加してもらうグループワークも行いました。学生からは、このクイズを解くことで、数的・統計的センスを磨くことができたと感想もありました。
使用ケース(すべて教員オリジナル)
- 大阪府 2003
- 国立市役所駐車場 2016
- AEQUITAS 2017
- Labdien 2017
- 美人税
- アメリカの医療政策 2007-2017
普段利用するサービスから制度を理解する
授業の最終週では、教室内で制度設計の実験が行われました。全面のスクリーンでは、インターネットに接続し「ヤフオク!」で商品を落札していました。
普段利用しているサービスでオークションの仕組みを理解し、オークションには、「ファーストプライス・オークション(first price auction)」と、「セカンドプライス・オークション(second price auction)」が分かりました。
ファーストプライス・オークションとは、美術品などを購入する時のオークションをイメージしてみると分かりやすく、いわゆる私たちがよく見聞きするオークションのことです。買い手が宣言した一番高い値段で商品を購入する仕組みです。このとき、買い手が市場価格よりも高い価格でその商品を入札してしまうと、その人が商品を他に転売したくても、自分の宣言した価格が市場価格よりも高いので、買値よりも安い値段でしか転売できず、損をしてしまいやすいものです。
次にセカンドプライス・オークションとは、最終的に最も高い価格を入札した買い手に販売されますが、支払額は2番目に最も高い価格に設定されるというもの。授業でも実際に取り扱った、Yahoo!オークションもこの方式を採用しています。
この2種類のオークションの仕組みを理解したうえで、田村先生が出品者、学生が落札者となり1つの商品をファーストプライス・オークションとセカンドプライス・オークションで落札する時の金額をグループごとに考え、落札の実験を行いました。実験した結果として、どちらを用いても売り手の収益がほぼ等しいことが証明されました。
アクティブラーニングで学ぶ経済学入門
名古屋キャンパスでは、1年次向けの岩澤誠一郎先生の経済学入門の授業が夏休み前に開講されました。
この授業では、企業の意思決定を題材としたケースを通じてアクティブラーニングで議論を行うことで経済学の基本を学びます。経済学的な考え方を理解した上で、企業の経営者、あるいは従業員として市場経済の中でビジネスを成功させる能力を学修します。
経済学などというと、とっつきにくいように思われるかもしれませんが、岩澤先生の生徒を巻き込みながら行うスタイルで終始笑い声が絶えない授業でした。学生が主役となり、自ら意思決定をしてもらうゲーム(教室実験)も行うことで、学生たちも自主性を持ちながら経済学の基礎的な考え方を習得し、さまざまな議題について意見が交わされていました。
労働市場 〜仕事に関する人々の意識〜
授業の最終日は、労働市場におけるインセンティブとモチベーションをテーマに授業が行われました。人の意識を引き出すために、外部から与える刺激のことを「インセンティブ」と呼びます。企業の中のインセンティブは、賃金や出世などを示します。
働く意識やモチベーションについて、ケースや事例を用いながら理解を深めました。
その事例のひとつとして、NHK放送文化研究所が行っている「日本人の意識」調査を取り上げました。意識調査の質問にある「仕事に関する人々の意識」を使い、学生たちが考える「一番、理想的だと思う仕事」「二番目に理想だと思う仕事」を選択肢の中から選び議論しました。
選択肢には、(1) 働く時間が短い仕事、(2) 失業の心配がない仕事、(3) 健康を損なう心配のない仕事、(4) 高い収入が得られる仕事・・・などがありましたが、10項目ほどある選択肢の中から学生が多く選んだのは、
・高い収入が得られる仕事
・仲間と楽しく働ける仕事
・独立して、人に気兼ねなくやれる仕事
でした。
実際に2013年の調査結果として日本人の「理想の仕事」で多かった項目は、
・仲間と楽しく働ける仕事
・失業の心配のない仕事
・専門知識や特技が活かせる仕事
という結果で、多くの学生が手を挙げていた「高い収入を得られる仕事」は、調査結果では6番目でした。比べてみると、実際の調査は少し現実味を帯びており、学生たちの結果はとても働く意欲と向上心が強く感じられました。
実際に働く人々は、収入だけではなく、仕事に対し「楽しさ」「おもしろさ」「人間関係の良好さ」や「自己の成長」などを求めており、仕事の満足度は「収入が多い」だけでは、必ずしも得られないことが分かりました。人々はなぜ「収入」だけでなく、仕事に対し、「楽しさ」や「おもしろさ」といったことを求めるのでしょうか?このことを心理学も用いて、働くモチベーションについてアクティブラーニングで学びました。
経済学入門の感想
授業の最後には学生から授業の感想を聞く時間も設けられました。
「経済学を難しく捉えていた」という意見が多くありましたが、「授業を通していろんな意見や考えを知り、仕事に対する考え方やものの捉え方を身につけることができた」「経済を身近に感じることができた」と、学生からは楽しく経済学が学べたと感想がありました。
最後に岩澤先生からは、「学生時代に何を学ぶかで今後の人生が大きく変わる」とアドバイスもありました。学生たちは今回の授業を通じて、経済学を市場取引や損益計算書などさまざまな角度から学んだことで、今後の授業に活用できる基盤ができました。夏休み明けの授業も意欲的に学ぶ姿を期待しています。
【企業担当者が教える就活対策Part2】3年生向けキャリアガイダンス
日進/長久手キャンパスにて行われる毎週恒例の3年生向け就職ガイダンス。前回に引き続き企業の人事・採用に関わる方々総勢6名にお越しいただき、新たなテーマである「ビジネスマナー」についてお話いただきました。ビジネスマナーとは社会人になってから必要とされる所作のことですが、それをなぜ社会人になる前から学ぶ必要があるのでしょうか。それはすでに就職活動の時点でできていることが前提となるからです。就職活動時に社会人マナーができていなければ選考に入れてもらうことすら難しくなる恐れが出てきます。逆に社会人マナーがあれば自分を守ることにもつながります。就職活動で最低限身につけておきたい社会人マナーとは何なのか。具体例を交えながら企業の担当者の方にお話をお聞きしました。
社会人マナーは企業説明会の時点から見られている
企業説明会は説明を聞く立場にあるため緊張感を持たなくても良いと考えていませんか?確かに説明会に多くの学生が参加しているとしたら自分一人の聞く姿勢に目を配られることなんてないだろうと思うことでしょう。ところが実際に企業の担当者の方は聞く姿勢を見ている、場合によってはチェックして選考の際に参考にするということがわかりました。寝ている学生、携帯を触っている学生は説明している側からすると目立つそうです。そして特に注意をすることもなくそっと×マークをつけるのです。その企業の担当者の対応は厳しいと思うでしょうか。では逆に自分が発表する立場で相手が寝ていたり別のことをしているのを見かけたらどのような気持ちがするでしょうか。きっと残念な気持ちになると思います。つまりこれらはもはや社会人マナー以前に人間性を問われる行動であると言えます。その他にも積極性が裏目に出てしまう行動というのも存在します。例えば企業に質問をするときに他に待っている学生がいるにも関わらず長々と時間を取らせしまったとしたら、その場の状況を捉えることができない人、周囲に配慮ができない人と思われてしまう恐れがあります。社会人マナーの初歩の段階として「相手に不快な思いをさせない。迷惑をかけない。」ということを心がけましょう。
エントリーシート、履歴書の社会人マナー
企業に提出する書類についても社会人マナーが問われています。むしろ、顔が見えないからこそたった一枚の履歴書で社会人マナーを問われてしまうのです。大前提として「読ませるエントリーシート、履歴書」にしてください。昨日ご参加いただいた企業のご担当者の方は「エントリシート、履歴書を提案書だと思って書いてください。決して広告ではありません」とお話くださいました。これはどういう意味でしょうか。広告とはターゲットを絞らずに多くの人の興味を引く内容にすることが前提となっています。この広告の方法をエントリーシート、履歴書に用いた場合、どの企業にも使える内容になってしまうことで、本来入りたい企業に「うちの企業ではなくてもいいのでは?」と思わせてしまうことになります。それでは広告ではなく提案書にするためにはどうしたら良いのか。それは説明会で聞いた印象的な言葉をキーワードとしてエントリーシートや履歴書に入れるのです。自分の強みに関する項目一つでもその企業のこういう特徴(キーワード)にたいして自分の強みをこのように活かせますというように書きます。そうすることでその企業のために書いたことが伝わるエントリーシート、履歴書になります。当たり前ですが、内容以前の問題として履歴書にコーヒーの染みがついている、お菓子のカスがついているなどということのないようにしてください。また、意外と本人は気づかない煙草の臭いのするエントリーシート、履歴書というのが結構な数あるようです。これらを書く際は煙草を吸いながら、何かを飲みながら、食べながらというのは避け、きれいな状態で提出できるようにしてください。
そしていよいよ面接へ。面接はコミュニケーションの場です。
いよいよ面接に行くことになりました。身だしなみについてはインターネットで散々確認したり、同居のご家族に見てもらったりとある程度の準備をすることでしょう。ここでは面接時の適切な受け答えについてご紹介します。面接官はあなたの姿勢を、社会人になったときのあなたを想像して見ていると考えてください。例えば面接で難しい質問をされたとき、それは社会人になってお客様に難しい質問をされときのあなたの態度として見られているのです。そこで顔をこわばらせて固まってしまったり、下を向いてしまったりということをお客様にしてしまったらあなたが在籍している企業の損失にもつながります。答えづらい質問に当たったとき、社会人として色々な対応方法がありますが、まず誠実に、そして諦めないことが大切です。企業側は難しい質問の解答を求めているのではなくそのときのあなたの態度を見ている可能性が高いからです。
企業によっては堅苦しくない面接スタイルをとる場合もあります。その和やかな雰囲気からついついしゃべり過ぎてしまったり、余計なことを言わないようにしましょう。また、面接官が話しているところに被せて話してしまうことのないようにしてください。当たり前のことのようですが、自分が話したい内容の質問だったり面接官の人柄が気さくだと気がつかずに相手に被せて話してしまうということが起こりうるのです。まず落ち着いて、そして相手が何を聞きたがっているのかを把握し、適切な内容と分量で話すように心がけましょう。何より面接はコミュンケーションの場だということを忘れないようにしてください。
家に帰るまでが就職活動です!
面接会場を出るとほっとしてつい素の自分が出てしまいますが、その後の態度を思いがけず企業の方が目にしてしまうこともあります。特に就職活動で仲良くなった誰かと一緒に会場を出る際は要注意です。そして意外と忘れてしまいがちなのが、公共の場で自分が受けた企業名を出して話をしてしまうということです。そして格好は明らかにリクルートスーツ。もしかしたらその企業の関係者が同じ電車に乗り合わせているかもしれません。普段から公共の場では企業名や学校名を出して会話をするのは慎みましょう。それは社会人になっても同じです。自社の内部事情や取引先の陰口などは言語道断です。
2週に渡って行われたパネルディスカッション、いかがでしょうか。日頃のガイダンスで習ってきたことを現場の人からより具体的な内容にして聞かせてもらうことでより心に残ったのではないでしょうか。前期のキャリアガイダンスは今回が最後です。これまで習ったことを忘れずに有意義な夏休みを送ってください。
併せて「就職に強い大学、名古屋商科大学」もぜひご覧ください。
納得内定ゼミ(R)8月の部、いよいよ開講!
8月6日より名商大恒例の納得内定ゼミ(R)がいよいよスタートしました。8月と9月にそれぞれ講座があり、参加学生は自分の希望に応じて選ぶことができます。いずれも連続5日間、1日7時間みっちりと行うため、ある程度の覚悟が必要になります。初日は講師でありキャリアコンサルタントの石井邦博先生からこのセミナーでは徹底的に自己分析を行い、オリジナル履歴書を完成させることを目的とするという説明がありました。では具体的に自己分析をどのように行うのか、自己分析と企業が求めているエントリーシートや履歴書はどのように関わっているのか、初日のゼミの様子をご紹介しながら触れていきます。
参加者は全員リクルートスーツ着用!遅刻は厳禁!
8月の部に参加した学生はリクルートスーツに身を包んだ3年生総勢30名。髪型などの身だしなみも含めてそのまま企業の説明会に参加しても恥ずかしくない格好です。教科書とテキストを購入し、決められた座席に着き、9:20からの授業に備えていました。ところが授業がスタートして5分後に遅刻してきた学生がいました。石井先生は穏やかに、でも厳しく言いました。「遅刻は絶対にいけない。みんなの集中力がそがれるし、今まで進めていたものが中断してしまう。」これまで通常の授業で遅れて来る人を度々見かけることがあり、それは見慣れた光景になっていたかもしれません。しかし、社会人であれば勤務開始に間に合わないというのはあってはならないことです。これを繰り返すことで信用を無くし、場合によっては仕事を失うかもしれないということは覚えておくべきです。今回の件は改めて遅刻は許されないという意識を持つ良い例になったことでしょう。ちなみに約束の10分前には着いているのがマナーだということも覚えておいてください。
納得内定ゼミ(R)が教えるキーワード「考動力(こうどうりょく)」とは
就職活動において、さらには社会人になる上で、「考動力(こうどうりょく)」が大切です。行動力とは異なり「自ら積極的に情報収集を行い、考え、理解、分析し、判断し、決断し、主体的に発言、行動できる力」のことを指す造語です。残念ながら日本の教育ではあまりこれが育たない環境があります。なぜならわからなければすぐに先生に教えてもらえるからです。しかし、社会人になれば答えがすぐにみつからない問題に当たることは多くあり、それを解決するためには様々な側面から方法を模索しなければなりません。そんなとき自ら考えることをせず、ことあるごとに「どうしたらいいでしょうか。」と訊く人を企業は雇いたいと思うでしょうか。企業側は先に挙げた、考動力を持っている学生に可能性を感じて採用したいと思うはずです。この考動力を育てることもこのゼミの目的だと言えます。そのためゼミの中では「なぜ?どうして?」は講師に対してではなく自らに問いかけ続けることになります。何度も何度も問いかけ、考え抜くことによってようやく答えが出てきます。それがこのゼミで繰り返し行われる作業です。
Self Lab Sheetで過去の経験を掘り起こす
納得内定ゼミ(R)ではSelf Lab Sheetが配られ、小学校からの記憶を遡り印象に残った出来事を書いていきます。Self Lab Sheetは1から8まであり、この日は5まで記入しました。小学校、中学校、高校、大学1年生から4年生、それぞれ何が好きだったのか、印象に残った人は誰なのかなどシートが進むにつれより質問が具体的になり、記憶を深堀していくことになります。参加している学生は「そんな昔のことは覚えていない」「自慢出来るような経験をしていない」と、ときにペンを止め、悩みながらも書き進めていきます。Self Lab SheetはA3でとにかく余白が多く、なかなか埋まりません。先生は制限時間を決め、ストップウォッチで時間を計って進めていきます。できなかったら翌日までの宿題。量が多くげんなりしてしまいそうになりますが、この産みの作業が今後のエントリーシートや履歴書のネタとなり、自分を助けるのです。
何もしていなかったわけではなく、忘れているだけ
人間は忘れる生き物だし、むしろそうでなければ生きていくことはできません。ですが、今の自分の土台は過去の経験からできています。今好きなもの、得意なことは過去に誰かがくれた一言だったり、何気なく始めた習い事から来ているかもしれません。それらをたくさん書き出すことで、エントリーシートや履歴書に使える内容をピックアップすることができ、それらの作成自体が楽になります。より良く生きるためには人生においての目標が必要になります。そのため、参加学生のみなさんは具体的な目標を見つけることもこのゼミで行います。その点においても過去に遡って自分が興味を持っていたことは何かを見つけることは大切です。2日目以降は前日に書いたSelf Lab Sheetを元にいよいよオリジナル履歴書の作成が始まります。ますます気合いを入れて取り組んでほしいものです。
「納得内定ゼミ(R)」は9月生を大募集中!お申し込みはキャリアセンターまで。
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